ある河川敷に二人の男女がいた

 

一人は車椅子の老婆

 

そして車椅子を押している男性

 

この後この男性は

 

老婆の首をしめて殺害し

 

自らも包丁で首を切り、

 

自殺をはかる

 

男性は通行人に発見され、

 

病院に搬送され助かる

 

そして、裁判の中で

 

この事件の経緯が明らかにされた…

 

男性と老婆は親子であった

 

父親と母親は同居しており

 

男性とは別に暮らしていた

 

しかし父親が他界してからは

 

男性と母親は共に暮らすことになった

 

しかし父親の死後高齢の母親は

 

認知症がひどくなり

 

夜中などに出歩き警察に

 

保護されることなどが頻繁に起こった

 

そんな母親の介護の中で

 

男性は体を壊し、仕事を失った

 

今のご時世、中年を越えた人間を

 

雇ってくれる会社などそうはない

 

特に母親の介護があったのでは

 

まともに外にも出られない

 

貯金も尽き二人の生活は厳しくなる

 

男性のカードローンも

 

借り入れ限度額いっぱいになっていた

 

しかし国は生活保護を認めなかった

 

そんな日々の中で

 

男性は母親との心中を決意した

 

そして、ある冬の寒い日に

 

男性は母親と市内を観光したのち

 

現場となった河川敷に向かう

 

押していた車椅子をとめて、

 

男性は母親に言った

 

「オカン…ゴメン…

 

もぅ生きていけへん」

 

俯き目を赤くしながら立つ男性に

 

母親は言った

 

「そうか…アカンか…

 

あんたはうちの息子や

 

最後はうちがやったる…」

 

そう言いながら

 

男性を強く抱きしめた

 

この後に男性は犯行に及ぶ

 

この事件の裁判の中で

 

男性はこんな事を話した

 

「俺の手はオカンを

 

殺す為にあったんちゃうのに…」

 

検察側の陳述を聞くときも

 

男性は背筋を伸ばし、上を見上げ

 

大粒の涙を流していた

 

検察側の意見にも

 

「被告には情状酌量を願いたい」

 

ということもあった

 

この事件に裁判長は執行猶予をつけた

 

判決を言い渡す際に

 

このようなことを述べた

 

「本件で裁かれたのは

 

決して被告人のみではない

 

救済の必要な人々に

 

手をさしのべなかった

 

行政・または国も

 

裁かれなくてはならない

 

今後このような痛ましい事件を

 

無くす為に、

 

行政は制度を改善していく

 

義務をはたすべきである」

 

裁判長のほほには

 

涙が流れていた…

今後この問題は行政の問題ではなくわたしたちの問題です。

 

わたしたちはこの問題を解決方を2つ持っています。

もし、母親が認知症になっていなければ

こんな悲惨な事件は起きませんでした。

もし、どちらかに収入があれば

こんな悲惨な事件は起きませんでした。

今後、悲惨な状態は増えていくでしょう。

2025年には団塊の世代が後期高齢者に入り医療崩壊、介護崩壊が現実的になってきています。

​お金持ちしか介護施設に入所できない時代が近づいています。

今、あなたが伝えることによって一人でも回避することができたら、その喜びは計り知れません。

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